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園内の様子とスズメバチのお話

2015.08.12 | 日記

立秋を過ぎましたが暑い日が続きますね!

台風は幸いにも日本を大きく逸れ東へ抜けるようですが
本日は曇りがちな1日。
明日は植物たちが待ちわびた雨が降るのでしょうか?
ハスのあるガマ池も水位がぐんぐん低くなっています

温室の2階、屋上庭園では秋の七草「オミナエシ」が開花中です。

良く見るとハナムグリが花粉に頭を突っ込んでいました

時計台や多目的広場で開花中のキバナコスモスには
クマバチやハナバチが集まり一生懸命花粉を集めています。

クマバチも毒針を持っていますので要注意です
しかし必要以上に近づいたり触らなければ大丈夫です。
ハチはメスが毒針を持っていますので働き蜂は毒針を持っています。

そこでハチの話を少し

本日園内にてスズメバチの巣を駆除しました。
成虫は約40匹、幼虫は約20匹、蛹は約10匹ほどの
モンスズメバチの巣でした。

こちらがモンスズメバチです。
小楯板(胸部の下)が茶色で腹部の斑紋が波状となっているのが特徴です。

個体差が有るのが解ります。

働き蜂の大きさはモンスズメバチが21~28㎜
庄内緑地で1番多いコガタスズメバチは22~28㎜とほぼ同じサイズです。
オオスズメバチは27~40㎜です。

コガタスズメバチは葉の多い中低木の枝葉に巣を作る習性があるので
庄内緑地でも中低木剪定作業の準備作業中に発見する事が多いです。
(剪定作業前点検にて発見、駆除します)

ご自宅の庭木に丸い形の蜂の巣を見つけた場合は
コガタスズメバチの可能性が高いです。
他には屋根裏などではモンスズメバチなどの可能性が高く
軒下などに大きな丸い巣を作るのはキイロスズメバチです。

スズメバチは3つの眼が有り
顔の両端に大きな「複眼」を持ち対象物の動きなどを見ています。
額に3つの黒点がありますがコレは「単眼」で明暗を判断しています。
「黒い服装、毛髪は認識され易くキケン」と言われるのは単眼によります。

部屋にスズメバチが入って来た時は慌てずそっと
1番明るい窓を開け部屋を暗くすると
明るい方へ飛ぶ習性が有りますので自然に出ていきます

今年は雨水に乏しく樹液なども少ないので
空き缶などに残っているジュースなどを舐めに来る場合があります。
またお庭に水が常にあると水を補給する為に
スズメバチやアシナガバチが飛来する場合がありますので注意が必要です。

しかしスズメバチは危険な昆虫ですが
アブなど他の有害昆虫を餌にする側面もあります。

9月の下旬になると巣も大型化し雄ハチや新女王ハチが誕生する時期になります。
またオオスズメバチ以下の7種のスズメバチは
オオスズメバチに襲われる事があり防衛本能が強くなり
巣に近づくものに対し攻撃性が高くなります。

スズメバチなど危険な昆虫に気を付け楽しい夏休み、秋の行楽をお過ごし下さい♪

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