夏休みもあと１週間となりましたが、今年の夏は台風が多かったですね。

庄内緑地は遊水地のため、台風などで庄内川の水があふれた時には園内に川の水をためる役割があるんですよ。

ここはナゴヤドーム約９個分の広さがあり、まちを水害から守っています。

こちらは、平成１２年の東海豪雨の時の様子です。

赤い線で囲まれた部分が庄内緑地で、公園全体が水の中に沈んでいるのが分かりますね。

庄内川の水位がなかなか低くならず、庄内緑地も１週間位このままの状態だったそうですよ。

こちらは平成２３年の台風１５号の時の様子。

園内のトイレが水に浸からないように、グリーンプラザのある高台へ移動させているところです。

庄内川の水が堤防を越えて園内に入ろうとしています。

台風が去った後の園内です。

この時は、ボート池に繋いであったボートが園路まで移動していました。

平成１２年の東海豪雨の際には、木の上に引っかかっていたボートもあったそうですよ。

このような遊水地である庄内緑地には、他の公園と違うところがいくつかあります。

・周りの土地より低い園内には建物がなく、グリーンプラザなど全ての建物は高台に建てられています。

・自動販売機は園内に設置されておらず、高台にあるグリーンプラザ周辺にしかありません。

・園内には移動式トイレがたくさんあります。

水に浸かったり、洪水時に貯めこめる水の量が減ったりしないように、園内に設置できるものが限られているからなんですよ。

この他にも「あれ？」と思うようなことがたくさんあるので、探してみてはいかがでしょうか。