庄内緑地の樹林再生を目指して

１　庄内緑地における現在の樹林の課題

　庄内緑地の樹林について大学や樹木医などの専門家を交えた調査の結果、次のような様々な問題を抱えていることがわかってきました。

　・植栽の間隔が狭いままで樹齢を重ねた結果、樹林空間が窮屈になっている

　・隣接する枝葉が重なりあい日光を遮っていて、昼間でも日光が十分に地面に行き渡らない

　・サクラやキンモクセイなど花木の花つきが悪い

　・キノコなどによる菌類の侵入や樹勢の衰退による落枝が多い

　・飛来する野鳥の種類や数が減っている

　・高木化によって管理が難しくなっている

２　「庄内緑地樹林地再生計画」の策定と名古屋市の承認
　これらの課題を解決していくため、専門家や名古屋市の協力を得て、樹林地の過密状況を解消や花木の再生を行い、計画的に維持管理するための指針として「庄内緑地樹林地再生計画」を策定しました。

３　これから行っていくこと
　私たちは引き続きこの計画に基づき、専門家や名古屋市の指導のもとで間伐を行い、残った樹木の健全な成長を目指し、空いたスペースには実のなる低木類などを植えて野鳥などの多様な生き物を育む樹林を作っていきたいと考えています。

着手前	着手後イメージ

指定管理者：名古屋市みどりの協会・ミズノグループ